IAVEのアドボカシー(政策提言)のポイント

IAVEはボランティアに関するアドボカシー(政策提言)を実施しています。

今回はそのポイントを紹介します。

 

以下はこちらの日本語訳です。


IAVEはボランティアの世界的な声としてより大きなインパクトを与えるため、ボランティア活動を推進し、効果的な活動を実施してきました。私たちは世界中のボランティアリーダーが相互に連帯・協働することを促し、現場の非常に重要な課題への取り組みを可能にするネットワーク組織です。

 

IAVEのアドボカシー活動の枠組みは、ボランティアに関する世界宣言に表現されています。この宣言は、パリの1990年IAVE世界ボランティア会議のIAVE取締役会によって提議、確認されました。

 

そして2001年1月、国連の提唱した国際ボランティア年の始まりに、アムステルダムで開催されたIAVE世界ボランティア会議で改訂、再発行されました。

 

宣言文から(抜粋)

 

この宣言では、「文化的および民族的起源、宗教、年齢、性別、身体的、社会的または経済的条件にかかわらず、自由に、そしてボランティアに関連するすべての女性、男女の権利を擁護する。

 

世界のすべての人々は、経済的な見返りを期待することなく、個人、集団での行動を通じて、時間と才能とエネルギーを他人や地域社会に自由に提供する権利を持つべきである」と謳われています。

 

(宣言文の邦訳はこちら)

 

IAVEが活動し、世界のボランティアコミュニティにおいて共に活動することを呼びかけ、団体として核心としている信念の実現に向かっています。

IAVEのアドボカシーは以下の分野です。

 

  •  国連ボランティアと協力し、2015年以降の開発アジェンダと持続可能な開発目標を達成するための戦略的資産としてボランティア活動に対する理解と受け入れを向上させていくこと。
  • ジョーンズ・ホプキンス市民社会研究センターと協力し、国民経済計算を含めたボランティア活動の測定に関するILO(国際労働機関)マニュアルの採択を促進すること。
  • ボランティア活動の認定審議会(Council for Certification in Volunteer Administration)と協力し、より効果的なボランティアマネジメントを専門的な認定によって支援すること。
  • 影響力の強いボランティア活動の発展において、国レベルでリーダーシップをとる組織(例えば、国のボランティアセンター)の重要な役割があることなど、政府、企業界および国際機関による理解を促していくこと。
  • グローバル企業がボランティア活動の範囲と影響を拡大し、全従業員にボランティア活動を行う機会を提供することを奨励すること。
  • 若者や雇用者が、若者が労働市場に入る準備の一環として、ボランティアの価値への理解を促すこと。