■IAVEとは
IAVE(International Association for Volunteer Effort=ボランティア活動推進国際協議会)はボランティア活動を通して国や文化を超えて交流を図ることを目的として、世界中のボランティアグループによって1970年に設立されました。
現在は、ボランティア活動を行う人々やボランティア組織、国の代表、ボランティアセンターなど、世界の全ての地域における70カ国以上の会員を持つ地球規模のネットワークに成長しています。
IAVEは国連経済社会理事会の諮問機関であり、国連広報局(the UN Department of Public Information) の提携団体(associate status)となっています。
IAVEは世界規模でボランティア活動の推進を目的とする唯一の国際組織です。
■JAVEのミッション
IAVEのミッションは、より公平で平和で全てを受容する、思いやりのある世界を築くために、世界中で「ボランティア活動を行う文化(culture of volunteering )」を育むことです。JAVEは、このIAVEのミッションを受け継ぎながら、特にこれからの社会を担う若い世代が、より活発にボランティア・市民活動を行えるよう、彼らの社会への発信を強力にサポートします。
■JAVE(旧IAVE日本)設立の経緯
国際化の必要性がさまざまな分野で叫ばれていますが、国内で活動しているボランティアも、地球的課題に目を向けることで、身近な問題を含めて共に解決への道を進むことができます。各国のボランティア精神に満ちた人びとが手を携え、交わり、共通の課題を理解し、学びあい、相互に連携することにより、私たちが抱えるさまざまな問題の解決を図り、よりよい社会づくりに貢献することは、まさに人に求められていることです。
IAVEが持つ世界規模のネットワークにより、ボランティア推進機関や人々を結び、国内におけるボランティア活動の推進をはかる目的で、1990年3月IAVE日本(ボランティア活動推進国際協議会-日本)が、第9回IAVE世界ボランティア会議(オーストラリア・シドニー開催)に参加した53名が中心となり、関係諸機関の協力を得て創立されました。
言葉の壁もあって、なかなか世界のボランティア活動者と接することが難しい日本のボランティアたちにとって、双方向の情報窓口となり、ボランティア活動を推進する一翼を担うことを目指しています。
2017年1月、名称をJAVEへ変更しました。
■役員
理事長 伊藤 章 (特活)国際ボランティア学生協会理事
副理事長 福島宏希 United Youth 代表
理事 佐々木 照子 目黒中央地区ボランティアの会代表
理事 間瀬 有実子
監事 西尾雄志 近畿大学 総合社会学部 准教授・一般財団法人 日本財団学生ボランティアセンター 代表理事
■顧問
小林 功英 (特活)エコ・リーグ元代表理事
島田 栄子 (株)アンテールジャパン代表取締役
【連絡先】
〒153-0052
目黒区祐天寺1-9-8
E-mail: info[at]jave.jp ([at]を@に変えて送信してください)
■入会のご案内
●会費
[入会金] 1,000円 (新規入会の方のみ)
[正会員] 一口あたりの年会費 個人: 3,000円 ユース(学生): 1,500円
グループ: 5,000円 法人(NPO法人を含む): 10,000円
[賛助会員] 一口あたりの年会費 □ 個人:5,000円 □ グループ:10,000円 □ 法人:20,000円
入会のお申し込みは、以下フォーマットをダウンロードして頂き、必要事項を記入の上、以下まで送信ください。
E-mail: info[at]jave.jp ([at]を@に変えて送信してください)
JAVEの主な活動をご紹介します。
1.交流・相互理解・ネットワーク事業
2年に1度行われるIAVEの世界ボランティア会議、アジア太平洋地域ボランティア会議を国内・外のNPO、企業および行政関係者など様々なセクターでボランティア活動を推進しているアクターとの交流の場をつくります。
2.青年ボランティア育成事業
(1)若者の社会発信事業の支援
今日本の若者には、現場のボランティア活動を通じて得られた学びや体験を、社会問題を本質的に解決するための制度(政策)の変更に生かすことや、広く社会に発信できる力をつけることが求められています。そのため、若者が社会課題を議論し、国内外に向けて発信する様々な事業を支援します。具体的には次の3事業の事務局業務の一部支援を行います。
A. 日本若者協議会
若者と政治家が直接対話する機会を提供する会。JIAVE、United Youth、NPO法人Rights、NPO法人IVUSA等が共同で2014年に設立。
B. Japan Youth Platform for Sustainability
2016年~2030年に世界が目指すべき、開発と環境の目標である「Post2015開発アジェンダ」(以下Post2015)の策定が現在国連を中心に進んでおり、これに日本の若者も意見を発信するプロジェクト。Post2015自体は本年9月に国連総会で採択される見込みだが、その後も日本の若者の声を世界に発信するプラットフォームとして発展させる。
C. ワカモノソーシャルフェスタ
様々な分野で活動する国内の若者が集まり、情報交換や団体運営のスキルアップ、また社会問題に関する学習を行う。さらに、今後どのような活動が求められているのか、若者の社会活動の戦略を検討する。
※2015年2月に開催したワカモノソーシャルフェスタ(Beyond2015)のサイトはこちら
(2)次世代育成ファンド
上記3事業の支援ならびにIAVE世界・地域会議へのユース参加者派遣に対してより広く社会的な支援を受けることを目的とし、「次世代育成ファンド」をプログラム化します。会員を募り、次世代の育成に対し広く支援を呼びかけます。
(3)研修支援
国内外で開催されるセミナーや研修へ青年が参加する際、支援を行います。
3.ボランティア活動推進事業・調査研究事業
国内のボランティアに対する意識を啓発し、活動を支援するためにフォーラム、セミナー、研修プログラムの開発などを行っています。
(1)Make a Change Day
10月第4土曜日(2012年10月24日)をシンボル日として、1年に1回、10月1日から11月18日までの期間に、全国各地で一斉にボランティア・市民活動を行い、日本のボランティア文化の創造に寄与し推進を図ります。
ボランティア活動に参加経験のない人が、この日をきっかけに初めて参加に活動したり、既に活動している人は、新たな仲間と一緒に活動を広げたり、規模を大きくするなど、より発展的な活動をする日としていきます。
これは愛・地球博ボランティアセンターが2009年に開始した活動で、IAVE日本は実行委員として関わってきました。IAVE日本会員諸団体にも広く呼びかけて、多くの人が参加できるように促進していきます。
(2)ファミリー・ボランティア推進
家族で参加できるボランティア活動の事例の収集や、活動のためのハンドブック作りを行っています。また、ファミリー・ボランティアは活動に参加した者同士が、世代を超えて家族のような関係を築くことを目指します。
(3)海外におけるボランティア活動の動向の研究
2010年全米ボランティア会議レポートはコチラ。
4.情報発信事業
日本におけるボランティアの現状をIAVEの国際的ネットワークを通して世界に発信しています。
JAVEはボランティアの発展と若者の社会参画の支援を目的とした非営利の市民団体です。運営には人件費、電話代、HP・メール維持管理費、郵送費、印刷費、印刷用紙・文具等の物品購入費など、様々な経費が必要となります。収入は会費が中心となっており、収益事業の開拓に鋭意取り組んでいるところです。また経費削減も常日頃より進めておりますが、それでも経費を賄うには不十分なのが現状です。
皆様のご支援を賜りたく、何卒ご協力をお願い申し上げます。
<寄付お振込先>
三井住友銀行 学芸大学前支店(店番号094)
普通預金 6923600
口座名義 特定非営利活動法人ボランティア活動推進国際協議会日本 理事 伊藤 章